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最近起こった2箇所の雪崩について (2/23)

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2月中旬に起こった2箇所の雪崩跡から、入山中の行動について見直すべきことが浮かび上がりました。
写真上は2/15(日)昼頃に恵比須沢左岸側壁の面発生表層雪崩跡(2/16撮影)。写真下は2/22に同地点を撮影(降雪は2/18に約10cm)。毎冬よく雪崩が発生する所ですが、今回は大変大きく吹溜りができています。写真下の亀裂が入ったラインが吹溜りと思われます。
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恵比須沢のこの辺りは茶臼岳周辺への入山者が頻繁に通行しています。雪崩れた日もすぐ後に通った滑走者からの報告でした。その後は天候も落ち着き雪崩リスクが低くなりましたが、依然吹溜りは健在で吹溜りの上部には亀裂も入りだしました。一昨日昨日は日照が強く気温も上がり、吹溜りは確実に下方へ移動していると考えられます。
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写真上は2/19(火)朝に八幡平スキー場跡下部崖の面発生表層雪崩跡(2/19午後撮影)。写真下はデブリ到達最長地点(右下トドマツの木の前まで。2/22撮影)崖下の平坦地から約200m南東方向に大量のデブリが広がりました。2/13~2/16朝までの降雪及びその後の西寄り強風で崖全体が吹溜り(雪庇は無)積雪不安定状態の時に震度4の地震発生誘発したと思われます(2/19雪氷防災研調査)。
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二箇所の雪崩はいずれも2/13~2/16朝までの暴風雪(後、地吹雪)による大規模な吹き溜りが崩れました。当会雪崩情報で吹溜りと雪崩情報を出しましたが、吹溜りの規模の大きさを実感された方は多くはなかったのではと思います。登滑走のルート選択、行動パターン(休憩場所など)などをそれほど吟味しないで、単に過去のパターンで行動しているトレースが多く見られました。積雪安定度は増してきましたが、雪庇や吹溜り自体が崩落するリスクも有ります。
◎その時点の状況を見て、考えられる範囲でリスクを軽減する行動をとってください。温暖化傾向で低気圧が大型化し降雪と降雪量、風向、風速がここ数年激変化しています。
◎八幡平エリアでBCを楽しむ滑走者も少なくないのですが、ある程度エリアに慣れてくると雪崩が起きやすい状況でも滑走することを優先、結果だけで楽観的な経験値を積み上げていく傾向が出ています。

◎2月中旬の荒天がもたらしたこの二箇所の雪崩は、この期間いかに雪崩リスクが高かったか示しています。デブリの規模からして巻き込まれたら外傷で即死です。雪崩調査をされた専門家曰く「この地震で雪崩事故が防げたとも言えますね」荒天後も雪崩リスク臨界状態が少なくとも5日間続きました。破断面付近に顕著な弱層があったのに近くの緩斜面にはそれは見当たりませんでした。大量に積った新雪、吹雪及びその後の入山での行動を改めて見なおす必要があります。
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